

小玉すいかが食べ頃になってきた。6月中旬に受粉したものが1個しか育たなかったので心配したが、何とか収穫にこぎついた。NHK TVの野菜の時間では、一株に2~3個といっていたので、我がひよどり山農園でも似たような収量に落ち着いた。
私は農家の三男坊だが、小学生の頃、私の生家ではすいかの露地栽培が盛んだった。夏の手伝いは、すいか畑を歩き回り、とれ頃のすいかの底の色を見、手のひらを当て反対側から軽く叩いて、音と振動の加減で熟れ具合を判断しては目印の棒をたてる仕事だった。私の見立てはほぼ100%の確率だった。小さな体で、すいかのツルを踏まないように機敏に動き回っていたのを思い出す。
50年以上経って、小さなすいかに手のひらを当ててみた。体でおぼえた間隔は甦るもので、1個も外れることなく熟したすいかを収穫している。
写真は、上段:一番の大玉 直径16センチ、高さ21センチの小玉すいか
下段:落ちないように、妻の手作りのネットに納まっているすいか